日々・その23 生ごみと原発
2012-04-09


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秋刀魚か何かの魚を買ってきて、頭を落として内蔵を取り出し、塩を上手に振って美味しく焼けて、ご飯もたくさんいただきました。やれやれと満腹したお腹をさすりながらさて、食器でも洗っておくかと台所に立ちました。

 さっき、魚を下ろすときも少し気になったのですが台所が妙に匂うのです。
 大理石の立派な天板でできた安くは無い、広々とした流し台です。様々な料理用の電気製品もそろっています。メーカーはアメリカのゼネラル・エレクトリック社を筆頭に、世界でも北海道の室蘭でしか製造不可能とされる特別な製鉄技術で造られた釜もあります。無論、製造に携わった技術者は偏差値の高い高学歴の人々です。社会的に尊敬されて良い人々です。それらのメーカーの経営者たちもやはり立派です。使い物にならない製品を社会に放り出すなどということは決っしてするような人々ではありません。チョッと耳にしたのですがある大手企業の社長さんは「組織の原動力となる人材には高い倫理観や社会的使命感が求められます」とまで言い切る方もいますから。

 しかし、この台所にはくさ〜い匂いが漂っているのです。窓を閉め切って外出したときなどは、家に入ることが出来ないくらいなのです。あえて言えば「立ち入り禁止地域」のようなもになってきました。

 魚は好きだから食べたい、しかし、生ごみをどのように処分をしたらよいのか解らない場合はどうしたらよいのでしょうか。「そんな馬鹿な! 生ごみの出し方くらいは誰だって知っているだろうさ!」という声が聞こえてきそうな、イヤ、開発当初から聞こえていたのです。

 この地球が生臭いゴミの匂いで充満してきたのでそろそろと隣の星にでも引っ越しましょうか。

 写真は数日前に撮りました。自転車の色は春でしたが・・相変らず寒さが続いています。

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